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2022年7月8日の「山上の変」以来、約30年間ほとんど世間の目に触れてこなかったような旧統一教会をめぐる問題が一斉に噴火したかのように毎日、マスメディアやSNSに出てきています。
それらを見ていると、長く地道な調査と研究に基づいたプロの意見から、明らかに素人の浅はかな思いつき、あるいは意図的なデマまで、ありとあらゆる情報が錯綜していることに気が付きます。
一方に、生活が破壊され、家族が破壊され、完全に人生が破綻した人々を国家は救済することができるのかという問題があり、他方には、国家というシステムが、その主権者である国民ではなく、他の特定団体にコントロールされるという事態からどうやって抜け出すことが出来るのかという国家が存続の危機に瀕しているという問題があります。
Yoshilog Live は、特定の問題に直接参加して議論をする場ではありません。それは居酒屋や床屋で各自実践されればよいと思っています。
ここでは、マスメディアやSNSに溢れるデマや過激な咆哮に惑わされず、今、本当に考えるべきことは何なのか、そもそも我々はいったいどこまで国家と宗教の関係について考え、理解しているだろうかという疑問を持つ人とともに、最低限の知識を確認しようと思っています。
「Part I. 一般論」では、ヨーロッパ中世から、宗教革命を経て近代に至り、国家と宗教の関わり方はどう変化してきたのか、そして現在それは国家とカルトの関わり方にどう影響しているのか、など一般的な概説をします。
「Part II. 日本の近代」では、日本という特定の地域、そして祭政一致、神祇官の再興というカタチで国家と宗教を結びつけようとした明治という時代から、第二次世界大戦の敗戦による世俗国家化と、それがどう変化しつつあるのかという現在の直近の歴史を振り返ります。
目次 Part I. 国家と宗教:一般論
- 宗教の自由(Freedom of religion / Religious Liberty)
- 政教分離(Separation of Church and State)
- 国教(State Religion)
- 宗教改革(Reformation)
- 祭政一致(Unity of Ritual and Government)
- 神権政治(Theocracy)
- 世俗国家(Secular State)
- 宗教的多元主義(Religious Pluralism)
- カルト(Cult)
- 反カルト法(About-Picard Law)
- 宗教差別(Religious Discrimination)
- 宗教的検閲(Religious Censorship)
料金に含まれるもの:
- 録画視聴
- スライドPDF資料
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